<今月の写真 > ( October 1, 2013更新)

タイトル:旧万世橋駅

昔、中央線御茶の水駅の東京寄りに
万世橋駅(1912年開業)があった。
東京駅はまだ出来ておらず中央線の
ターミナルであったこの駅は東京駅
と同じ辰野金吾の設計で赤煉瓦造り
の豪華な駅舎であった。     

1919年に中央線が東京駅まで延び
神田駅も開業した。途中駅となった
万世橋駅は乗降客が減少して行った。
1923年に関東大震災で消失し簡素な
駅舎が建てられたが、その後1943年
に駅は廃止となった。

旧万世橋駅は高架とホーム遺構を 
残すのみであったがJR東日本により
商業施設として生まれ変わった。 
2013年9月14日に開業した   
mAAch ecute(マーチエキュート)
神田万世橋である。       

高架下を利用した店舗は洒落ていて
ガードを故意に見せている所もある。
高架内に封印されていた開業当時の
階段も公開され、壁等に残るシミが
歴史の重みを感じさせる。    
階段を登るとホーム部分に出て  
すぐ横を通過する中央線の電車を 
見ることが出来る。       

商業施設としても魅力的だが   
鉄道ファンにとってはたまらない 
スポットではないだろうか。   
同時にJR東日本の商魂を感じる。 
(東京 千代田区神田)


俳句:「封印を 解きて差し込む 秋陽かな」

高架下利用の商業施設(マーチエキュート神田万世橋)
Canon PowerShot S100 1/320 f4.0 5.2-26.0mm

高架下の店舗風景
Canon PowerShot S100 1/30 f2.0 5.2-26.0mm

ガードむき出しの店舗
Canon PowerShot S100 1/30 f2.0 5.2-26.0mm

1912年万世橋駅開業時のホームへ登る階段
Canon PowerShot S100 1/30 f2.0 5.2-26.0mm

ホーム部分から横を通過する中央線電車を見る
Canon PowerShot S100 1/250 f4.0 5.2-26.0mm

ホーム部分にはカフェもある
Canon PowerShot S100 1/100 f4.0 5.2-26.0mm

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