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タイトル：エジプト紀行 ピラミッド、スフィンクス、ツタンカーメン、クレオパトラ等々 謎とロマンに満ちたエジプト。 そのような思いで訪れたエジプトであったが、 その期待は十分満たされた。 ギザでピラミッドやスフィンクスを見て、ラクダに乗って これがエジプトだと実感した。 ところがルクソールへ移動する朝、ガイドのアーテフさんが言う 「昨日までで満足してはいけません。 これからが驚きの始まりです。」 このような謎の言葉とともに空路ルクソールへ。
・カイロに着いた時は真夜中で早々のうちにホテルへ直行。 翌朝、目の前に大ピラミッドがそびえているではないか。 感動すると同時にエジプトに来たことを強く実感した。
・クフ王のピラミッドの中に入り、急な狭い階段を一部 屈みながら進む。 入り口で預けたカメラバッグの中に懐中電灯を入れて いたため、薄暗い中を進む羽目になる。 （ピラミッド内カメラ持込禁止） ・ギザの三大ピラミッドの中で一番美しいのは カフラー王のピラミッドだ。 頂上付近に化粧板が残っており、陽を浴びて輝いている。
・エジプト国土の９０％以上は砂漠である。 砂漠といえばラクダ、観光客に人気があり私たちも乗った。 乗り降りするときはラクダが足を折るため前後に急傾斜し 鞍にしがみつくことになる。
・いよいよスフィンクスだ。顔が人間で体がライオン。 足元に行くと指の関節だけで人の背丈以上ある。 幕末にこれを見た遣欧使節団の侍たちは驚いた ことであろう。
・王家の谷は一面不毛の山で、所々に墓への入り口が 開いている。死後、魂がさまよってしまうのを避けるため 遺体をミイラとして保管した。墓荒しに見つからないように 敢えて墓を隠したため、今もって新しい墓の発見という 魅力がある。 ツタンカーメンの墓は意外と小さく本人のミイラが展示 されていた。通常は生前に墓を作るのだが、１９歳ほどで 急死し神官用の墓を急遽流用したため小さいらしい。 （写真撮影禁止） ・ハトシェプスト女王葬祭殿は王家の谷の裏側にある。 かってテロ事件があったが、今は全くその形跡はなく ここを始め、エジプト各地で警官が機関銃を持って 警備しており、貴重な観光資源を守っていた。
・ルクソール神殿はライトアップしているところを見た。 昼間とは異なり像や壁面が浮き上がり魅力的であった。 建造物は巨大であり、ファラオは巨人であったとの噂が まかり通ったのも頷ける。
・ルクソールのもう一つの神殿、カルナック神殿は２０００年に わたって代々のファラオが増築を続けただけあってさらに 巨大で広大であった。ガイドのアーテフさんが言っていた ルクソールが驚きの始まりだとの意味が良くわかった。
・ルクソールでは良く観光用の馬車を見かけた。 観光客を見つけると、必ず乗らないかと声をかけて来る。
・旅行中に泊まったホテルはどれも良かったが、ルクソールの SOFITEL OLD WINTER PALACEは1886年建築の歴史を 感じさせる風格のあるホテルであった。
・アブシンベル大神殿にはラムセス二世の巨像が、小神殿には 王妃ネフェルタリとラムセス二世の像が彫られている。 アスワンハイダムを作るときにダム湖に沈むのを避けるため 上方の丘に移設されたことでも有名である。 特に大神殿内部の壁にはラムセス２世の戦いぶりなどが 浮き彫りで彫られており、入り口の巨像以上に価値のある ものと思えた。（神殿内は撮影禁止）
・ダハシュールには赤のピラミッドと屈折ピラミッドそして 黒のピラミッドがあった。 空路以外の小移動にはバスを使用したのだが、 合計５人のツアーで大型バスという何とも反エコロジーな 観光旅行であった。
・サッカラには階段ピラミッドがあった。現存する最古の ピラミッドであり修復作業が行われていた。
・エジプト考古学博物館にはとても短期間では見ることが できないくらい多くの発掘品が収蔵されている。 中でも盗掘に遭わなかったツタンカーメン王墓から発掘された 埋葬品の量と質に驚嘆した。馬車やベッド、日常用品など 良くぞあの墓に入っていたと思えるほど多くの品々が展示 されていた。さらに折りたたみ椅子など現代と全く同じ構造の 品物が多数あり、古代エジプト文明の高さが推し図られた。 （博物館内カメラ持込み禁止）
・ナイル川ディナークルーズでは３０分間も回転して踊る芸や ベリーダンスなどを楽しんだ。 ダンサーは寸胴であったが、これがベリーダンスには 良いらしい。
次回2010.1.15の更新では、今回掲載できなかった写真を 載せます。乞うご期待！！ |
