＊＊＊　独り言（2025.12.1）＊＊＊

　　　　高市首相の台湾有事に関する国会答弁で、中国が
　　　　猛反発しています。そしてこの反発のやり方に
　　　　日本では非難が出ています。
　　　　中国からすると国内問題に外国からとやかく言わ
　　　　れる筋合いはないということでしょう。
　　　　しかしそのやり方は大国としての品位を持った
　　　　ものでなければならないと思います。

　　　　高市答弁に対する賛否の意見や、中国の反発の
　　　　やり方に注目が集まりがちですが、私は答弁内容
　　　　そのものに危機を感じています。

　　　　高市首相は台湾有事で「中国が戦艦を使って武力
　　　　の行使も伴うものであれば、これはどう考えても
　　　　存立危機事態になりうるケースだと私は考える」
　　　　と言いました。
　　　　即ち日本は集団的自衛権を行使して自衛隊が米軍
　　　　に加勢し中国と戦争すると言っているのです。
　　　　戦争に突入すれば、自衛隊員は戦死することを
　　　　覚悟しなければなりません。中国は日本国内の
　　　　米軍や自衛隊の基地を攻撃するでしょう。
　　　　そうなると多くの国民が死ぬことになります。

　　　　日本が攻められてもいないのに何故、自ら戦争に
　　　　参加しなければならないのでしょう。
　　　　何故、自衛隊員や国民が死ななければならない
　　　　のでしょう。

　　　　あまりにも安易に戦争を口にする首相に驚きます。
　　　　戦争は血が流れ、多くの国民が死ぬことを意味し
　　　　ます。自分の政治信条のため国民に犠牲を強いる
　　　　のでしょうか。
　　　　高市発言に拍手を送っている人は、家族や友人、
　　　　さらには自分自身も死ぬかもしれないことを
　　　　分かっているのでしょうか。

　　　　自衛隊は日本が攻められた時に反撃する専守防衛
　　　　のための組織です。
　　　　多くの国民は戦争など望んでいないはずです。
　　　　少なくとも私は絶対に戦争反対です。